緋色の序章
管理人の見立て
5話にわたる連作「緋色」は、この回から幕を開けます。小学校の女性教師が階段で倒れているのが見つかり、ジョディの知人だった縁でコナンとFBIの面々が捜査に加わるという、入口だけ見れば通常の事件回のような顔をしています。ところがその現場に安室透が居合わせたことで、事件の捜査とは別の層で視線のやり取りが始まります。この回の見どころは、表の事件が丁寧に進む一方で、誰が誰を見ているのか、誰が何を知っているのかという裏の情報戦が、ほとんど台詞にならないまま画面の端で動いていることです。
副題は「序章」から「真相」までの五つで、この並びそのものが連作の設計図になっていて、序章の回は人物を盤面に置くことに専念し、謎を解くより謎を積む側に回っています。初見なら、学校という現場の細部と、安室が口にする一つひとつの言葉の両方に注意を払ってください。学校の細部は、そのまま事件の手がかりにつながります。劇場版は『純黒の悪夢』『黒鉄の魚影』など4本の予習に数えており、優先度はいずれも必須です。
放送当時の主題歌
あらすじ
ジョディの友人で小学校教師の澁谷夏子が、夜の杯戸公園の階段下で頭に傷を負って倒れているのが見つかる。コナンと少年探偵団、目暮たちの捜査で、本当の現場は学校の職員室だった疑いが浮かび、同僚教師と二人の保護者が容疑者に挙がる。そこへ夏子からストーカー被害の相談を受けていたという安室透が現れ、FBIのジョディらと向き合う。「死んだはずの赤井秀一」をめぐる謎が動き出す、緋色シリーズ5部作の第1話。
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この回が予習になる劇場版 (4)
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コナンの物語の根幹。新一を幼児化させた謎の犯罪組織と、その壊滅を目指す長期ストーリーライン。組織コードネームは酒の名前(ジン・ウォッカ・ベルモット・バーボン・キール等)で、ボスは『あの方』。FBI・公安・コナン陣営の三つ巴の戦い。
緋色シリーズ (5部作)
TV第779-783話「緋色の序章」「緋色の追求」「緋色の交錯」「緋色の帰還」「緋色の真相」の5部作。死んだはずの赤井秀一をめぐる謎に決着がつき、安室透との因縁が頂点に達する組織編の山場。映画24『緋色の弾丸』の直接の前提。
赤井ファミリー
FBI捜査官・赤井秀一を中心に、将棋棋士・羽田秀吉、高校生探偵・世良真純、謎多き女性・メアリーをめぐる物語。その全体像は長い時間をかけて少しずつ明かされていく。緋色シリーズ(779-783)、映画24『緋色の弾丸』で集結。
黒の組織:バーボン編
公安警察の降谷零が組織にバーボンとして潜入、私立探偵・安室透としても活動する三重生活を軸にした長期シリーズ。漆黒の特急(701-704)で正体が明かされ、緋色シリーズ(779-783)まで赤井秀一の生死を巡る謎を執拗に追跡する。