茜色の千秋楽(初日)
管理人の見立て
サブタイトルに並ぶ「初日」「前楽」「大楽」は、どれも舞台の日程を指す言葉です。初日は公演の最初の日、前楽は千秋楽の前日、大楽は大千秋楽の略で、公演の最後の日を意味します。3週にわたる放送を一本の公演になぞらえたような命名で、劇場で始まる事件と、平次が夕陽の時間に向けて進めようとする告白の二つが、同じ日程表の上で進んでいく構えです。元・国語教師の管理人としては、こうした言葉の意味を押さえておくと、サブタイトルの味わいが増すと感じます。
原作では第106巻に収録された全5話の大阪編で、2024年10月の刊行時には、平次が和葉への告白を決意する話として紹介されました。コナンたちが観るのは小五郎と平次をモデルにした舞台で、自分たちが題材の芝居を客席から見守るという、少し不思議な入れ子の構図から始まります。告白の場所に選ばれる浪速ハルカスをめぐっては、実在する大阪の展望台ハルカス300とのコラボ企画も組まれています。平次の決意と劇場に流れる不穏な噂、大阪府警の大滝警部の登場まで、第1週は人物と舞台装置をそろえる役割を担います。告白の夕陽に向けて、3週間の幕がここから上がります。
あらすじ
小五郎と平次をモデルにした舞台を観るため、コナンたちは大阪の浪速芸術劇場を訪れる。楽屋挨拶で平次は「浪速ハルカスの展望フロアから見る夕陽は告白の絶景ポイント」と聞き、そこで和葉に想いを伝えようと決意する。この舞台は「傀儡の悪魔」と呼ばれた演出家・株本の死を境に、関係者が次々と不幸に見舞われていた。その呪いをなぞるように、劇場で連続殺人の幕が上がる。原作第106巻の大阪編、3週連続放送の第1週。
この話を観るには
配信サービスの選び方ガイド →
Prime Video・Huluなどの配信状況と選び方を1本の記事にまとめています