事件簿 第1216話 / 2026-10-10放送
茜色の千秋楽(大楽)
シーズン 31
管理人の見立て
題名の「茜色」は、植物のアカネの根から取る染料で染めた、深みのある赤色のことです。古典和歌では「あかねさす」が「日」や「昼」「紫」などを導く枕詞として使われ、赤い光が差す情景と結びついてきました。平次が告白の場所に選んだのは、浪速ハルカスの展望フロアから見る夕陽です。題名の色は、そのまま約束の時刻の空の色でもあります。もう一方の「千秋楽」は興行の最終日を指す言葉で、歌舞伎などの劇場では、「秋」の字に含まれる「火」を嫌って「千穐楽」と書く習わしも残っています。
完結編となる第3週では、劇場の事件が三人目の犠牲者を出し、コナンと平次が真相に迫る一方で、犯人の最後の計画も動き出します。和葉は平次に誘われ、蘭とともに浪速ハルカスへ向かいます。謎解きは事件が片づくまで終わらず、告白は夕陽が沈むまでしか待ってくれません。性質の違う二つの締め切りが同じ大阪の夕方に重なるところに、3週を一本の公演に見立てた構成の妙があると管理人は見ています。初日・前楽と続いた幕が、ここで下ります。
あらすじ
浪速芸術劇場で「我は傀儡の悪魔」を名乗る犯人の連続殺人が続き、ついに三人目の犠牲者が出る。コナンと平次は事件の真相にたどり着くが、犯人が仕掛けた最後の計画はすでに動き出していた。一方、平次に誘われた和葉は、蘭とともに浪速ハルカスへ向かう。茜色の夕陽が沈み始めるなか、事件の決着と平次の告白が同じ夕方に迫っていく。原作第106巻の大阪編、3週連続放送の第3週(完結編)。
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