名探偵コナン 捜査資料室
事件簿 第844話 / 2016-12-24放送

探偵団はヤブの中(後編)

シーズン 21

管理人の見立て

前編で散らばった三つの目撃談に、後編でどう決着がつくかがこの回の全てです。コナンは三人の証言を切り捨てず、それぞれが何をどんな状況で見たのかを一人ずつ聞き直していきます。そこにコナンの推理の型がよく出ています。探偵団の子どもたちが探偵役ではなく証人の立場に置かれる点にも注目してほしいところです。

原作をもとにした前後編で、派手なアクションはなく、デパートという日常の空間の中で論理だけが進みます。だからこそ、前編の細部を覚えているほど楽しめる構造です。灰原と博士、目暮・高木・千葉の顔ぶれは前編と同じで、事件の舞台も動きません。目撃証言はなぜ食い違うのかという題材は、子ども向けの枝葉ではなく、大人の視聴者にも通じる問いです。身近なデパートを舞台に、その問いに筋道をつけていくところを、この回の面白さだと見ています。

放送当時の主題歌

あらすじ

探偵団はヤブの中・後編。デパートのレストランで料理長・細越が刺された事件の捜査が進み、容疑者は細越と関わりのあった人物たちに絞られていく。しかし犯人を目撃したはずの元太・光彦・歩美の証言は、ことごとく食い違ったままだった。コナンは3人に当時の状況を改めて詳しく聞き直し、なぜ証言がばらついたのかを一つずつたどっていく。芥川龍之介「藪の中」を思わせる、証言の食い違いそのものが鍵となる完結編。

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