事件簿 第469話 / 2007-04-16放送
怪盗キッドと四名画(前編)
シーズン 12
管理人の見立て
「青嵐」とは、青葉の季節に木々を揺らして吹き渡る、やや強い風のこと。俳句では夏の季語として使われる言葉です。キッドが予告状で狙うのは、花鳥風月を主題にした四枚の連作のうち「風」を受け持つこの新作で、紅蓮、金色、純白と並ぶ題名の取り合わせからも画家の美意識がうかがえます。舞台は奥多摩にある画家の別荘。お披露目の日には報道陣が詰めかけ、小五郎と警察が厳重な警備を敷いていきます。
前編の見どころは、報道陣の目と鉄壁の警備という条件のもとで、キッドがどう動くのかという一点に尽きます。ただし前編は後編へ強く引っぱる幕切れで終わるので、第470話とまとめて観られる日に再生するのが得策です。劇場版『業火の向日葵』(2015)に向けた予習でも推奨していて、名画を狙うキッドという題材を先に味わっておくと、映画の導入がすっと頭に入ります。花鳥風月になぞらえた作品名の付け方にも、この前後編ならではの味わいがあります。
放送当時の主題歌
あらすじ
画家・及川武頼の別荘に怪盗キッドから予告状が届く。狙いは及川の新作絵画「青嵐」、犯行時刻は明日20時。義父・神原晴仁は不安を募らせるが、及川は警察に通報し、小五郎にも依頼して万全の備えを敷く。キッドの行動を阻止できるか、新作絵画と「四名画」の謎をコナンが解く前編。
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