集められた名探偵! 工藤新一VS怪盗キッド
管理人の見立て
車と吊り橋を失い、外の世界から切り離された山奥の洋館。後半の「黄昏の館」は、クローズドサークルの王道を正面から描いた本格ミステリーです。招かれたのは小五郎と、白馬探ら5人の探偵たち。差出人の名乗りからキッドの仕組んだ催しではないかという疑いが広がり、殺人者とキッドの両方を警戒しなければならない二重の疑心暗鬼が、長い物語を最後まで引っぱります。探偵たちの名前や人物像に海外ミステリーの名探偵へのオマージュが込められているのも、推理小説好きならにやりとできる遊びです。
前半では、新一がまだ小さくなる前に、時計台を狙うキッドと渡り合った一件が描かれます。2001年の新春に放送された2時間スペシャルで、手触りの異なる二つの物語を一度に味わえます。館の過去をめぐる設定には、のちの物語へつながる要素も含まれているので、細部まで覚えておくと見返したときに効いてきます。劇場版については『銀翼の奇術師(マジシャン)』(2004)から『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(2024)までの6作品の予習で推奨としており、腰を据えて長編を味わいたい休日にふさわしい一本です。
放送当時の主題歌
あらすじ
小五郎のもとに「神が見捨てし子の幻影」を名乗る人物から、200万円の小切手を同封した晩餐会の招待状が届く。コナンたちが向かった山奥の洋館「黄昏の館」には6人の名探偵が集められ、かつて大富豪・烏丸蓮耶が建てた館に眠る財宝探しを命じられる。2時間スペシャルの前半では、コナンになる前の工藤新一と、時計台を狙う怪盗キッドの対決が描かれる。
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